上の子が通っていた塾は数学の先取りを強く進めていた。どんどん予習してどんどん進めと。
しかし、そのやり方では行き詰まり結果伸びなかった。
下の子は深く考えるタイプ
理解できないと先には進まない。
先日球の公式を授業でやったそうだ。
耳を疑ったが、なんと公式を語呂合わせで教えているという。
ありえないですよ!社会じゃないんだから。
うちの子は公式が嫌い。
その公式がなぜそうなったのか、その元になる事を理解しないと先には進まない。
だから、そこを理解するまで何度も先生に質問に行った。
しかし先生はそれは高校生にならないとわからないわよ、と言って詳しく教えてくれなかったそうだ。うちの子はそこがわからないと先に進めず、ワークができなかった。
ある日いつもの先生がお休みで別の先生が来た。もう一度同じ質問をしてみた。今回の先生は「高校生で微分積分を習わないとわからないの、今はこれを覚えて」と言ったそうだが、納得できないうちの子は引き下がらなかった。すると先生は資料室に連れて行って模型を使ってあの手この手で教えてくれた。うちの子はようやくわかったそうだ。
本当はその公式ができる元の式を数字で教えてほしかったそうだが…まあ、初めてすっきりしたようで・・ようやくワークに取り掛かることができた。
そして、そこからはほぼ間違えない。なぜなら公式がなぜそうなったか、理解できているからである。
公式の意味も理解せず、ましてや語呂合わせで覚えて先取り⁈そんな子たちは当然応用問題には立ち向かえないだろう。
うちの子の中一三学期の数学は無事に90点台をとって終わった。
しかし・・・先生泣かせな子である(-_-;)
これから先なぜ?が出てくるたびに、こうやって立ち止まるのだろうか・・・
正直とっとと公式覚えて進めばいいやんってやっぱり思ってしまう(笑)
さて今日は下の子が数学に興味をもった本を紹介します。
向井湘吾さんの「トリプル・ゼロの算数事件簿」です
うちの子は小学校4年生の時にこの本に出会い、夢中で読んでいました。
算数好きはこれが原点だと思います。この本に出てくる「考え方」はその後大いに参考になっているようです。
もし興味があればぜひ購入してみてください