自ら考える子を育てたい  地方在住母の育児日記

子育ての失敗から学ぶこと 現在大学生の娘と中学2年生の娘

理系か文系か 人生の選択となるのか

みなさんこんにちは。

 

理系か文系か、高校1年生は2年生になるまでに理系か文系かどちらかに決めないといけないことが多いですよね。うちの長女もそうでした。

人によっては数学や理科が得意だから理系。国語や社会が得意だから文系。またまた反対に数学ができなかったから文系・・・と選ぶ子もいると思います。

そして、将来の夢が明確に決まっている子は夢へ向けて選ぶでしょう。

看護師になりたいから理系。獣医になりたい、農学部へ行きたい、建築士になりたいと理系を選ぶ。弁護士になりたい、英語をきわめて外国語学部へ行きたいと文系へ。

うちの子は医師になりたかった。夢がばかでかかったけど、すごく頑張っていたから、理系に行かせた。当時はこのまま頑張ればまだ行けるかもしれないと小さな望みを抱き、その頑張りを応援したかった。

今思えば全然理系ではなかった。やってもやっても理系科目は伸びなかった。

もし、あの時文系に行っていたらもう少し良い所までいけていただろうと・・・今でも思ってしまう。

でもそれは、親が子供の夢を否定することにつながる。私は当時そう考えると否定はどうしてもできなかった。本人が気づいて諦めるならよかったが私が夢をあきらめさせることは私はやりたくなかった。

逆に長女も、自分は無理かもしれないと思っていたようだが、私がすごく応援しているのを知っていたから、応援しているのがわかるから、あきらめたいとは言い出せなかった・・・そうだ。。

 

結果、親子ともども高校時代は苦しむことにつながった。。。

 

今の数学って私たちの時代のように何度も演習してパターンを覚えて、数学は暗記だーなんて思っていたらまったく太刀打ちできないものだった。私にはその情報が当時なかった。当時は自分の時代と同じやり方でいけるものだと思っていた。でも、センター試験から共通テストになって大きく変わった。もし、長女がもう少し早く生まれていて、センター試験の時代の子だったらもしかしたら変わっていたのかもしれない。

今のテストは思考力を試すもの。暗記だけでは視野が狭すぎるんですよね。

なぜ、こうなるのか?その原理や理屈がちゃんとわかっていないと。そして長女に足りなかったのは現実の体験。実体験ほど説得力があり、思考の元になるものはない。

今のテストを見ていると本当の意味で視野の広い子が勝つような気がする。

 

最近のキーワードにはSDGsや多様性、等があるが、その意味をしっかりと理解していれば受検の乗り越え方はおのずと見えてくる。我々の時代と同じでいいわけがなかったのだ。。

そして受験の仕方も多様性に満ちてきている。私は英語一教科のみでICU(国際キリスト教大学)に行った子を知っている。偏差値50ほどの私立高校から、3年間英語しか勉強せず英検準1級を取得して学校推薦で合格した。この高校はキリスト教系の学校である。親は最初からこのルートをねらっていたとおっしゃっていた。ICUがダメでも青山か同志社には行けると考えていたようだ。こういう作戦もあるのだと当時は感心した。こういう話は他にもよく聞く。大学受験ほど情報が大事なものはないかもしれない。それは高校に入ってから得るのでは遅い気がする。中学生のうちからどこの高校にいけばどんなルートがあるのか。。

情報は子供だけではダメだ。親が積極的に得るものである。

 

理系にするのか文系にするのか、これを選ぶことで視野が狭まることもあれば可能性が広がることもある。

今思えば、高校3年間の間でいつだって変更できたのだ。

一度理系クラスに入ったから3年間理系で苦しむ必要なんてなかった。

その考えに及ばなかったのは情報不足である。

第一子の子の受験は親自身も初めての経験で視野が狭くなってしまうこともある。

それを十分に理解しておくことが大切だ。

 

最近心理師から編入で医学部へ行き精神科医になったという人の話を聞いた。医学部受験をすることなく編入で途中から加わるというもの。こういうルートもあるのだと驚いた。長女はもういいや(笑)とその気はなさそうだが。世の中にはいろいろな人生の道がある。それを知ることも大切だなと思いました。